ある日、森の中

思ったこと、考えたこと、調べたこと、経験したこと

『十四番目の月』を読んだ:子育てを支えるもののことを考えた。

『十四番目の月』(海月ルイ・文藝春秋)を読んだ。 十四番目の月 (文春文庫) 作者: 海月ルイ 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2012/09/20 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る どんな話かも全く知らず、作者についても何も知らない(今も)。…

『ナナメの夕暮れ』を読んだ:自分の自意識過剰のこと

若林正恭『ナナメの夕暮れ』(文藝春秋)を読んだ。 オードリー・若林の存在は知っていたけれど、エッセイが面白いらしい、という誰かのコメントを読んで、『社会人大学人見知り学部卒業見込』、『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』と続けて3冊読…

悲しみが歯を通じて体の痛みにつながっていることを実感した

肩も首も肩甲骨も痛すぎて鍼灸院に行き始めた。 もともと、肩凝りはあれど自覚することができず、美容院でマッサージしてもらうたびに「頭も肩も凝ってますね」と指摘されて、「はぁそうですか」と言うばかりで十数年過ごしてきたけれど、この2ヶ月くらい、…

スーパーホテルが好きだ

出張に来ている。 ホテルはいつも自分で手配することになるのだけど、私はスーパーホテルが好きだ。 せっかくなのでスーパーホテルの好きなところをスーパーホテルで書いてみる。 一時期、アパホテルや東横インに泊まっていた時期もあった。行く地域にスーパ…

死産の入院中に読めたらよかったと思った冊子

死産と知らされた時、私も夫も死産について何も情報を持っていなかった。私自身は入院中は自分で調べることすら怖くて(調べなかったからといって状況が変わるわけでもないのに)、いつもお世話になっているGoogleを開くこともなかった。 でも、今思うと、読…

手紙を出したりもらったりする楽しみ

昔から手先を動かした作業をするのが好きだった。中高生の頃はアニメの下敷きを見て描き写すことにハマり、大人になってからいらいらしたときに切り絵をすると集中できて落ち着くことに気づいた。文字を書くのも好きで、遡ると保育園の年長さんの時から日記…

死産のこと8:退院後の生活

無事に出産していても生活はがらりと変わったと思うけれど、無事に出産できなかった私も生活は大きく変わった。今のところ、少しずつ良くなっているとは思う。死産直後からの過ごし方でよかったと思うことを書く。 1ヶ月目 とにかく泣いていた。泣こうと思…

『Learn Better』を読んだ“だけ”ではよりよく学べるようにはならない

『Learn Better 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』(アーリック・ボーザー著、月谷真紀訳 英治出版 2018)を読んだまとめ。 結局は得た知識をいかに使っていくかということで、「よりよく学ぶ」ことができるということになる。知識や事実は…

死産した年の喪中葉書と思ったこと

死産を経験した人の多くが出会うであろう問題に私も出会った。 年賀状どうするか問題。 そして、多くの人がそうしたであろうように私もネットで調べまくった。そもそも、成人してからは幸いなことに周囲がピンピン生きているので、喪中葉書そのものを出した…

「誕生日」の意味を生まれて初めて考えさせられた

親しい人から、亡くなった赤ちゃんの誕生日を尋ねられた。 知りたいと言ってくれるのは嬉しいもので、いそいそと答えようとして、はたと疑問を感じた。 お腹の中で亡くなった子にとって「誕生日」って何? 誕生日は通常、赤ちゃんが母胎から出てきた日という…

道を歩きながら歌って生き方を考える

道路を歩いている時に前からこちらに向かって歩いてくる人とぶつからないように避けて歩く、ということが難しいと思っていた。前の人がいつ私に気づくのか、どちらによけるのか、私はどちらに行けば良いのか、ということを考えているうちに、どんどん前の人…

「死産・流産 母親に必要なケアは」(NHKおはよう日本)から調べたり思ったりしたこと

NHK「おはよう日本」で死産・流産のケアについて特集していたらしい。見たかった。 www.nhk.or.jp 結論としては「すべての人に適切なケアが必要」というものですが、どうすることが「適切なケア」なのかということは国内での共通理解はまだないらしい。 アメ…

「天使ママ」という表現を知った

死産の後、知ったことのひとつに「天使ママ」という表現がある。 妊娠中や産まれて間もない頃に赤ちゃんが亡くなってしまった女性のことだ。そのパートナーが男性であれば「天使パパ」になるのだろう。 入院中は死産に関連することを調べる勇気も元気もなく…

投資の目的を整理する

そもそもは、子どもが産まれるにあたって、学資保険ってどうなんだろう、返戻率も下がっているみたいだし他に何かないのかなと思っていたところだったが、学資保険が必要なほどに子どもは育たなくなってしまい、私の投資への関心が悲しみの現実逃避としても…

死産のこと7:火葬

妊娠12週目以降に胎内で赤ちゃんが亡くなった場合、“出産”し、死産届を提出する必要がある。医学的には12〜22週は後期流産とされるようだが、役所的には死産の扱いになるとのこと(NPO法人 SIDS家族の会ホームページより)。“出産”後には病院でもらう死産届…

鼻の毛穴の詰まりを掃除した

少なくとも成人してから十数年、ずっと鼻の毛穴の詰まっていることに落胆し続けていたけれど、大手エステのようなところは勧誘されそうでいやだ…と思っていた。実際、ずーっと昔、結婚式の引き出物カタログか何かでエステ体験に行ってみた時に、「こちらのコ…

『筋トレが最強のソリューションである』を読んだ

『筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法』 Testosterone ユーキャン 2016年 筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法 作者: Testosterone 出版社/メーカー: ユーキャン …

死産のこと6:入院4日目・出産日 その2

18時。 夕食が運ばれてきた。出産に向けて体勢が脚を開いた状態にさせられたので、父母妹はもとの個室に移動。夕食はできるだけ食べてねと言われたが、この体勢・状況で食えるか!ということで夫にほとんどあげた。 お腹の痛みは、無痛分娩の麻酔のおかげで…

死産のこと5:入院4日目・出産日 その1

9時 診察。昨日の"木の棒"を取った。やっぱり痛かった。激痛。でも涙は出なかった。 昨日と同じ内服薬から始めて、点滴にうつると説明された。 9:15 内服1錠目。 10:15 内服2錠目。痛みが強くなってきた。 11時過ぎ 出血したので看護師さんを呼ぶと、再度、…

『三の隣は五号室』は賃貸ならではの楽しみ方

『三の隣は五号室』長嶋 有 中央公論新社 2016年 三の隣は五号室 作者: 長嶋有 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2016/06/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (91件) を見る 最近読んで面白かった小説の作者が面白かったと言っていた小説。自分…

死産のこと4:入院3日目 その2

16時頃。 父母が帰ってから、部屋の移動ができるとお知らせがあった。もともと個室を希望していたけれど、部屋が空いておらず、これまではずっと他に誰もいない3人部屋でずっと過ごしていた。なんだかもう馴染んでしまったけどなぁと思ったけど、個室は、ソ…

死産のこと3:入院3日目 その1

3日目。 昨日の夜は一度目が覚めたけれど、一瞬だけで、7時間くらい眠れた。朝は6時頃自然に目が覚めたが、最初ぼんやりして、次第に、病院にいるんだった、ということをはっきり意識しだしたら涙がボロボロ出た。やはり何もしていない時間は泣けてしまう…

死産のこと2:入院2日目

ほとんど眠れないまま、朝を迎えた。夜はあまりに涙が出るので、今の状況と全然関係ない情報を入れようと思い、ビジネス系の自己啓発ブログなどを読んで過ごし、倒れるように眠り、でも目が覚めてまた涙が止まらず、よくわからないブログを読み続ける、の繰…

死産のこと 1:亡くなっているとわかった日

夏の終わりの死産という経験について書いてみる。 1日目。 もうあと2日で産休に入るという日。 最後の出張に出て帰ってきて、なんだか胎動が弱いな…というか、ないな…と思い、時間を意識してみたけどやっぱり1時間の中で1回も動かない。 通っている産婦…

『となりの億万長者 成功を生む7つの法則』を読んだ

またしてもお金の本。 『となりの億万長者 成功を生む7つの法則』 トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンコ著 斎藤聖美訳 1997 となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則 作者: トマス・J・スタンリー,ウィリアム・D・ダンコ,斎藤聖美 出版社…

『敗者のゲーム』を読んだ

iDeCoやNISAを含め、これからお金を確保していくために避けては通れないだろうと思っていた投資について知るべく、読んでみた。 『敗者のゲーム』第6版 チャールズ・エリス著 鹿毛雄二 訳 2015 Winning the Loser's Game 6th edition: Timeless Strategies …

『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』に沿って教育できたらすごい

『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』を読みました。 国際セクシュアリティ教育ガイダンス――教育・福祉・医療・保健現場で活かすために 作者: ユネスコ,浅井春夫,艮香織,田代美江子,渡辺大輔 出版社/メーカー: 明石書店 発売日: 2017/06/15 メディア: 単…

『自閉症スペクトラム障害のある人が才能をいかすための人間関係の10のルール』を読みました

本を読みました。 『自閉症スペクトラム障害のある人が才能をいかすための人間関係10のルール』(明石書店) 著者 テンプル・グランディン、ショーン・バロン 訳 門脇陽子 自閉症スペクトラムがあり、社会的に活躍している著者2人が、それぞれの体験の中…

性別違和の疫学

「疫学 epidemiology」とは、ある疾患等の発生や変動を明らかにする学問です。 性別違和関連では、どのくらい性別違和のある人がいるのか、とか、男女比がいろんな国で出されています。 今回は、このレビュー論文を読みました。 Zucker (2017) Epidemiology …

『うちの子は字が書けない 発達性読み書き障害の息子がいます』を読んだ

ネット上で連載されていたので、それを読むだけでも良かったのだけれど、やはり本でまとめて読みたいと思い、購入した。 漫画は読みやすい。あとがきにあったように、実際のフユくんはほかにも苦手さがあるようだけれど、ディスレクシアに特化して描かれてい…