ある日、森の中

思ったこと、考えたこと、調べたこと、経験したこと

投資の目的を整理する

そもそもは、子どもが産まれるにあたって、学資保険ってどうなんだろう、返戻率も下がっているみたいだし他に何かないのかなと思っていたところだったが、学資保険が必要なほどに子どもは育たなくなってしまい、私の投資への関心が悲しみの現実逃避としても残り続けて、めでたく(?)インデックス投資を始めることができました。

まずは『敗者のゲーム』(チャールズ・エリス著)にあった、

長期投資の明確な目標設定に集中し、その目的を実現するために合理的かつ現実的な投資政策を選択した上で、その政策を、自己規律をもって、忍耐強く、しっかり貫いていくことである。

という言葉を鵜呑みにし、目的を定めてみた。老後・住宅・教育費という人生の三大支出に向けて投資を始めようという、非常に平凡な我が家の目的を書いてみる。

 

老後の資金

総務省統計局家計調査報告(家計収支編)平成29年(2017年)平均速報結果の概要」から65歳以上2人世帯の消費支出と平均寿命87歳(厚生労働省第22回生命表)を参考に必要な金額を計算してみた。途方もない金額が必要なんだなということがわかり、途方に暮れた。夫がフリーランスなので、iDeCoを満額積み立てることを目標にする。

シミュレーションをしてみると、68,000円/月、26年間、利回り3%で運用できたとすると、税制メリット244,800円/年、運用結果31,889,539円、一時金受け取りにすると29,192,619円らしい( iDeCoシミュレーション )。

夫が一生フリーランスかはわからないけれど、どこかに就職するようなことがあれば、企業型を調べることにする。

iDeCoは投資を調べる中で今回初めて知った。友達にも聞いてみたけど、全然知らなかったという。情報って取りに行かないと入ってこないんだなと実感した。企業に勤めていれば必要ないのかもしれないけど。

 

住宅資金

夫とそれぞれ家を手にいれることの理想や心配を挙げてみた。もともと2人とも持ち家や新築への憧れがないので、今すぐ戸建てを35年ローンで!という話には全くならなかった。移動や家族人数がどうなるかまだわからないので、当面は賃貸で、定年前には身の丈に合った家があるといいね、という結論に至った。つみたてNISAでうまく増やしたい。口座を申し込んだけれど、今年分は間に合わず、2019年からスタートする。

つみたてNISAの対象には債券のファンドがなかった(バランスファンドはある)。リスクのバランスは債券で調整していくようだけれど、株式のみで続けていって、積立終了間際に世界的にドーンと下がってしまったらどうすればいいんだろう。

よくわからないので、積立期間めいっぱい(2019〜37年)ではなく、上限の3年前くらいまでに可能そうな金額を目標にしている。リーマンショックなどがあっても2,3年くらいあればなんとか持ち直しているようなので、上限の3年前に目標に達していればそれで終わり(目標に向けて使用する)だし、達していないとか何とかショックみたいのが起こっていたらしばらく置いて戻るのを待つ…というイメージ。この考え方でいいのかわからん。

 

教育資金ほか

これはどうなるかわからないので、とにかくiDeCoとNISAで積み立てる分以外でいくらかでも積み立てられる。つまり、ほとんど計画になっていない。

 

夫婦で話をすることが大事だと思った

投資を始めるにあたって、2人分の生活をこれからどうするかということを話すことが大事だと思った。夫はそんなに投資に関心があるわけではないけれど、お金は大事だとはわかっている。ただ、やはり何を目的にそれをするのかということや大まかな仕組みがわからないと好んでは動かない。まずは老後・住宅・教育にお金がこれだけかかるみたいよ…と具体的に情報を共有すると関心を持ち始めた。私の方が関心が高いし時間があるので、いろいろ調べて要点を教えて、あとは、NISA口座開いて、iDeCo申し込んで…と私が言った通りに動いてくれている。

ということで、ネット証券に口座を開いてとにかく始めてみた。普段、安いスーパーに行ったりしているのに、画面上で、万円単位で数字が動いているのが不思議な感じ。投資信託をやっと理解したところに、ETFという新たな謎が出てきて、日々、調べ続けている。