ある日、森の中

思ったこと、考えたこと、調べたこと、経験したこと

母の日と、母でない私

日曜日は母の日だった。

車の点検に行き、ジムで筋トレをやり、伊坂幸太郎の小説を読み、実家の母に電話した。

毎年、母・父の誕生日と母の日・父の日には、プレゼントとかは何もせずに電話をしている。どちらかと言うと私が話してしまうことの方が多く、私の職場の愚痴と、妹とその子ども4歳&2歳のところに連休中に遊びに行った話と、母からは運動のために通っていたプールが今年の秋で閉鎖するのでそのあとどうしようという話があった。

 

結局、今年も自分が子どもとしての母の日だったなと思った。

 

ツイッターで、“天使ママ”も母であるという投稿を見て、そうだそうだとは思ったものの、なんだか実感は持てず、宙ぶらりんな感じだった。

夫が、「お母さん、ありがとうってどっかで言ってるんじゃない?」と言ってくれたけれど、私自身、自分から母に有り難いと思ったのは20代半ばを過ぎてからという未熟っぷりで、ましてや私たちの赤ちゃんは自由気ままに過ごしているわけだから、ありがとうなんてまだまだ思うはずがない、と言い返した。

そして、9ヶ月が経って、ハイハイが上手になったかもしれない我が子が、お空でほかの赤ちゃんたちと楽しく過ごしている様子を想像しようと思って、うまく想像しきれずに、でも可愛いだろうなと思って、涙が出たのだった。