ある日、森の中

思ったこと、考えたこと、調べたこと、経験したこと

プリキュア第13話「ララのドキドキ初登校」の感想と妄想

スタートゥインクルプリキュアを毎週見ている。幼稚園に通う姪っ子と話を合わせたいためだ。初プリキュア。第16弾らしい。

今日は、第13話「ララのドキドキ初登校☆」ということで、宇宙からやってきたララが、今までひかる達と接するだけだったけど、なんでだったか同じ学校に通うことになった話だった。

『スター☆トゥインクルプリキュア』第13話「ララのドキドキ初登校☆」より先行カット到着!

『スター☆トゥインクルプリキュア』第13話「ララのドキドキ初登校☆」より先行カット到着! | アニメイトタイムズ

 

文字は読めない、掃除の仕方もわからない、ルールを守れず怒られる、ということで閉じこもってしまうララが、間違いなく学校をこなし、みんなのように喋るためにAIに頼るけれど、ひかるは「間違ってもいいじゃない! そんなの本当のララじゃない」とか言っている間に、カッパードが現れて戦って勝って終わる。最後、登校中のララにクラスメイト2人が、「ルンちゃん」と呼びかけ、「語尾がルンだから」と言って、仲間になった感になってララはひかると初めての日直に向かう、というラストだった。

最後のところ、その仲間の入り方はどうなの? と思ってしまった。みんなと違う外見的特徴(語尾だけど)を、本人と共通理解なしに取り上げるのは、いじりとかいじめにつながる気がする。あと、皆と全く一緒になるというのとは違うけれど、自分ができないことをサポートしてもらうためのツール(ここではAI)はあっても良いと思う。文字を読みにくい子がタブレットを使うとか。ただ、それだけではフォローできない部分は、やはり対人関係、コミュニケーションに依ると思うので、それはララもひかるもクラスメイトも想像力が必要だよね、ということなのかなと思った。

せっかく宇宙人ララが学校に通うという設定なので、もっと同調圧力との葛藤とかその解決を描いてみたら、毎週プリキュアを見ている園児達(そして私の姪っ子)に、「がっこうっていうのはたいへんそうだけど、こうやってかいけつしていけるのだ」と感じてもらえたりしないだろうか。

 

ということで、こんなストーリーはどうだろうと考えてみた。

 

ララのドキドキ初登校☆

ひかる、エレナ、まどか達と一緒に学校に通える! そう意気込んで初登校に臨んだララだったが、掃除の仕方、文字の読み方、授業の受け方、いろんなものがわからず困惑する。滅茶苦茶な方法で取り組むララに対して、「こんなこともできないなんて…」と周りの子が眉をひそめてヒソヒソ、「それなのにエレナ先輩やまどか先輩と馴れ馴れしくお喋りして…」とやっかむ女子達、学校のルールを守れと厳しく迫るクラス委員の姫野城桜子。気にせず話しかけてくるのはノリとテンションで生きてる隣の席の男子、通称カルノリだけ。ララはAIに頼りながら口調を合わせ、掃除をしようとするが、ぎこちなくなってしまう。
そこへ窓から覗くカッパード。

「皆と一緒じゃないと許せない…ククク、その歪んだイマジネーション、頂いた!」

クラスメイト全員を取り込んでノットレイダーに変えてしまう。ひかる達はプリキュアに変身してクラスメイトを救うためカッパードと戦う。ララ、「皆とまだ分かり合えてないルン!」と渾身のミルキーショック!
カッパードは立ち去り、気がつくクラスメイト。机や椅子が散乱し困惑する中、構わずひかるが皆に言う。
「皆、想像してみて! ララはひとりぼっちでこの観星中にやってきて、宇宙…じゃなかった、外国と全然違う生活を送ってるんだよ! ずっとここに住んでる私達には想像もつかないくらい孤独だと思う。違うところもいっぱいあると思う。でも、地球にはいろんな人がいるし、宇宙から見たら私たちとララの違いなんて大したことないんじゃないかなっ☆   私は掃除の仕方を教えてあげるし、ララから私の知らないキラやば〜な世界のことを教えてもらいたいって思うんだ!」
皆ハッとして戸惑いつつ、うつむくララを見て顔を見合わせる。

やってきた担任が教室の惨状に驚いて、午後の授業は中止にするから全員で片付けなさいと指示する。皆で教室を片付ける中、クラスメイトがおずおずとララに掃除道具の使い方を教える。

女子「モップはこうやって使うんだよ」

ララ「わかったルン! …じゃなくて、わかったわ」

女子「ルンでいいよ。なんだか可愛いし!」

女子2「私もそう思ってた!」

女子3「わからないことがあったらなんでも聞いてね!」

ララ「・・・ありがとうルン!!」

見守るひかる、エレナ、まどか。

皆、笑顔。

 

〜完〜

 

まぁ、よっぽどひかるの方が浮いている気はするけど。