ある日、森の中

思ったこと、考えたこと、調べたこと、経験したこと

スーパーホテルが好きだ

出張に来ている。

ホテルはいつも自分で手配することになるのだけど、私はスーパーホテルが好きだ。

せっかくなのでスーパーホテルの好きなところをスーパーホテルで書いてみる。

 

一時期、アパホテル東横インに泊まっていた時期もあった。行く地域にスーパーホテルがなかったことが続いたからだろうと思うけれど、覚えていない。でも結局はスーパーホテルに戻ってきた。

アパホテルはちょっとラグジュアリーすぎる。それにあの折り鶴がいけない。あるって知ってるけど、部屋に入ると鶴に一瞬和むような気にさせられてしまう。そしてどうすればいいのかいつも困る。部屋に置いてあるアパホテル創業漫画も泊まる度に懲りずに読んでしまう。時間が無駄だ。それなのに、なんで「アパ」なのか未だに知らない。

東横インはシンプルだ。つまり、おじさん感がある。私もすでにおばさんなことは認めるけれど、それでもおじさんにはまだ至りたくない。私の父が出張には東横インが好きなあたり、おじさんを虜にしている。名前もちょっとクラシックだ。

 

スーパーホテルは名前が潔い。すごい感じを出すために「スーパー」ってつけたに違いない。サイヤ人が進化すればスーパーサイヤ人だし、セーラームーンだって、セーラームーンスーパー、セーラームーンスーパーズとスーパーがタイトルに2回続けてついた時がある。そのまっすぐな感じがいい。スーパーマン、スーパーマーケット、スーパーホテル

スーパーホテルは、ロハスを主張するだけあって、木のぬくもりっぽさを出してくる。安心のニトリ感がある。ロハスがなんだかいつも理解していないけれど、地球を大事にするということなんだろうと思う。エコじゃなくロハス。連泊の時は部屋掃除を拒否すると健康深層水がもらえる。私は今、環境保全に貢献しているのだ。

「健康朝食」がいい。多忙なビジネスパーソンは朝食が大事(私はビジネスパーソンでもないけど)。ホテル泊で朝ごはんコンビニのパンだと安くて済むけどちょっと淋しい。でも朝、朝食会場まで降りていくと、他にも一人で泊まっているらしいビジネスマンや、受験生とその親みたいな人や、若い夫婦とかがいて、一緒に健康を保つべく朝食を食べていると思うと寂しくなくなる。単に朝食つきのホテルに泊まったのではない。「健康」のための朝食を選んだ人たちだ。もはや同士だ。野菜のドレッシングがたくさんあるところもいい。だいたい柚子なんとかみたいなのを選んでしまうからこんなにたくさんなくてもいいけれど、選択肢があると思えることは大事だ。言うまでもなく焼きたてのパンも美味しい。朝から菓子パンを3つも食べることができる。コンビニのパンは大きいのでそんなには食べられない。それでも食べすぎとはわかっている。出張から帰ってきて太ってたらスーパーホテルのせいです。コーヒー用の紙コップも「間伐用木材を使っていてロハス」だ。

部屋に入るとすぐ、スリッパを履き始める玄関的な線があるのもいい。ホテルではきっとみんなスリッパ履いてるだろうと信じて、ときどき風呂上がりに裸足になってしまうけれど、実は私以外はくつで室内で過ごしていたらどうしようと言う不安がないわけでもない。でも、スーパーホテルは「ここからスリッパになろう」と言う線が引いてあるから、たぶん皆室内ではスリッパになっているとより強く信じることができる。しかもスリッパはマイナスイオンが発生する健康スリッパだ。健康は足元から。靴下はいててもマイナスイオンは取り込めるのだろうか。

温泉もある。ユニットバスでお湯に浸かれなくもないけれど、大きいお風呂はやっぱりいい。肩までつかると出張で慣れないところに来た疲労がスッキリなくなる気がする。このまま明日の用事もなくなればいいと思うけど、温泉にそこまでの効果はない。でも今回のスーパーホテルは残念ながら温泉のない「一部地域」だったので、ユニットバスでお湯をためたのだった。

 

宿泊アンケートにスーパーホテルが好きな気持ちを書こうかと思ったけれど、「アンケートをフロントにお持ちいただくとお菓子をプレゼントします」とあって、お菓子が欲しくてアンケートに答えたと思われるんじゃないかというくだらないプライドが邪魔をしたので、ここに書いてみた。

スーパーホテルで働く皆さん、いつもありがとうございます。

www.superhotel.co.jp